世の中には、様々な無料のサービスがあります。
ITサービスで有名なところでは、Google社が手掛ける、gmail、googleマップなど。
また、ITサービス以外でも、最近増えているネットショッピングの、「送料無料」も、無料サービスの1つです。
このサービスの「無料」とは、なんなのか?
そのなかで最も多いのが、「プロモーション」のための戦略の一つです。要は、広告と同じです。
プロモーション戦略のための「無料」
実際に弊社でも、クラウドサービスの提供を行っておりますが、
「初回登録時、30日間利用無料」
としています。
これは、30日間利用頂くことで、サービスの必要性を感じていただき、利用してもらうことが目的です。
まさに、利用してもらうための広告、プロモーション費用です。
余談ですが、この無料で利用してもらっている費用を、経理でどう仕訳するか?
なんていうのを、知っている人は、「無料」のサービスのカラクリをよくわかっている人々だと思います。
世の中にあふれる「無料」の仕組み
他にも、「無料」で利用してもらうことで、
- 広告費を稼ぐ。
- 収集したデータを転売する。
なんていう仕組みも、ネットではあります。
前者は、まさにユーチューブです。なんでユーチューブが無料なのか?を、知らない人は少ないと思いますが、そのカラクリを全て知っている人も少ないように思います。
また、後者については、日本ではあまり良い印象がなく、名簿屋的なイメージを持たれている方もいらっしゃると思いますが、
海外では、自分自身のクレジットカードの履歴を、自分自身で、売れたりします。
購買データなどは、まさに様々なところで売買されています。
このように、サービスの「無料」には、必ず、「理由」が存在します。
その「理由」を知ることは、とても重要です。
今度は、「有料」のサービスについて、少し考えてみてほしいです。
一言で「有料」といっても、様々な有料があります。
以前のブログでも記載しましたが、日本では、「【モノ】を買う」事に対しては、対価を払うイメージがつきやすいのですが、「【コト】を買う」ということに対しては、非常にハードルが高いようです。
ただ、新型コロナウイルスの影響で、ウーバーイーツの利用や、netflixや、アマゾンプライムなどのネット配信の利用が増え、「【コト】を買う」ということに、徐々に理解がでてきたのかもしれません。
また、海外などのチップを例にすると解るのですが、感謝の意味をこめた「想い」を買う。というのもあると思います。
寄付なども、近しいものがあると思います。
私自身、お金を使うときの目的として、
「欲しいものを手に入れるための手段」であると同時に、自分の支払ったお金が、どのように使われるのか?
を想像するようになりました。
例えば、ペットボトルの飲料水を買うときに、この会社を応援したいから。この会社のこんなところが好きだから、この飲料水を買う。
といった事です。
逆に、この商品はすごく好きだけど、この会社は応援できない。といった時は、購入を控えたりもします。
最後に
「有料」と「無料」の同じようなサービスがある場合、ほとんどの人が、ほぼ100%の人が、「無料」のサービスを選択すると思います。
私自身も、そうです。
ただし、その選択するときに、「無料」と「有料」の背景をしっかりと理解しておくことは、非常に重要ですし、
それを理解することで、
サービス提供者への思いや、考え方も変わってくる
と思いますので、是非、世の中の「無料」について、調べてみてほしいです。